2008年 GT 500 -Rd.2 OKAYAMA

EPSON NSX 予選8位 決勝5位
苦しい展開も2人のドライバーが好走、5位入賞を飾る


シリーズ名: 2008 オートバックス SUPER GT(S-GT)
大会名: 第2戦・岡山GT300km
距離: 3.703km×82周
予選: 4月12日 晴れ・観衆:1万5000人(主催者発表)
決勝: 4月13日 曇り・観衆:2万9000人(  同  )





 スーパーGTシリーズ第2戦が岡山国際サーキットで開催された。
年に一度の開催とあって開催を待ちわびた多くのファンがサーキットに詰めかけ、2日間を通じての観客動員は4万5000人。例年以上の大きな盛り上がりで根強い人気を証明していた。

NSX勢は昨年の速さを理由に、開幕直前になって特別性能調整として50kgのウェイトハンディを課せられた。その開幕戦での“力関係”を分析した結果、今回はGT-Rに50kg、SC430勢にも40kgのウェイトハンディが課せられることになり、相対的に見るならNSX勢とGT-R勢がSC430勢に比べて10kg重い、という状況でレースウィークを迎えることになった。

金曜日の練習走行ではNSX勢とGT-R勢が上位を独占。開幕戦でNSX勢にのみ課されていた50kgのWHが、以下に過酷だったかを証明する格好となった。 午前中のセッションでトップからコンマ8秒差の6番手につけていたEPSON NSXは、路面温度が上がった午後のセッションでは午前のタイムを更新出来ず、総合では9番手となった。 土曜日の公式予選では、ロイック・デュバルが頑張ってタイムアップ。午前中に行われた1回目のセッションでトップからコンマ5秒差の8番手につけ、開幕戦に続いて今回も午後のスーパーラップ(SL)に進出。 そのSLでも、タイムアップこそ適わなかったが8番手のポジションをキープ、4列目のグリッドを手に入れている。これがNSXで2戦目となる平中克幸も、金曜日から決勝レースに向けてのセットアップを担当し、予選では午前のセッション最後、GT300との混走時間帯に基準タイムをクリアしていた。

午後から雨、との予報に反して決勝レースはドライコンディションでスタートした。前回は平中→ロイックのオーダーで走ったが、今回はロイックがスタートを担当した。 ポジションをキープしたままオープニングラップを終えたロイックは、その後も後方からプッシュしてくるアンドレ・ロッテラー選手や金石年弘選手の攻撃をかわしながら周回を続けていった。

マシンが重い状態ではバランスが今ひとつだったようで、一時はアンドレ選手や金石選手に先行されてしまう一幕もあったが、ガソリンが減ってマシンが軽くなってくると、次第にバランスも良くなっていき、再度ポジションアップ。ロングラップを引っ張ったこともあって41周目にはトップに立つと、そのままトップを快走。折返しを少し過ぎ、49周を終えたところでロイックはルーティンのピットインとなった。

ロイックからEPSON NSXを引き継いだ平中は、金石年弘選手から代わった金石勝智選手の後方、ロッテラー選手から代わった脇阪寿一選手の前方でレースに復帰した。 大ベテランに挟まれる格好となった平中は、これがNSXで2レース目ながら、持ち前のセンスで快走。やがて金石選手をかわして4番手に進出する。その後は、やはり金石選手をかわして5番手に立った脇阪選手とテールtoノーズ好バトルが展開されることになる。

ここで平中は、見事なドライビングでスキを見せることなく、脇阪選手の攻撃を封じ込めていた。しかし、レースも終盤になったところでバックマーカーに邪魔される格好でタイムロス。その直後、74周目のアトウッドコーナーで脇阪選手にインを刺されてポジションダウンしてしまった。 その後は猛烈なプッシュを続けたものの、ベテランの脇阪選手はきっちりポジションをキープ。結局平中は、5位のままチェッカーを受けることになった。

終盤でのポジションダウンに悔しさは残るものの、金曜日の走り始めから考えるなら、まずまず納得出来る内容。しかも2戦連続入賞で流れは悪くない。次戦の富士は、昨年まで2年連続で最終戦に勝っていてチームとの相性もよい。反撃の期待は高まっていく。






■平中 克幸(ドライバー)コメント
金曜日からレースセットを担当してきて、路面温度とのマッチングに苦労しました。予選ではロイックが頑張って8番手になって、決勝でもいい位置で繋いでくれたので、僕も4番手のポジションをキープしていたんですが、終盤に周回遅れに邪魔されて5位にポジションを落としてしまいました。
金曜日の段階では厳しいレースになるだろうと覚悟していたので、ここまでポジションを上げることができてよかったです。ただ、5番手にポジションを落としたことは悔しかったですね。