2008年 GT 500 -Rd.6 SUZUKA
EPSON NSX 予選12位 決勝11位
粘り強く走って完走するも、他車に押し出されてリズムを狂わせ
ポイントには一歩届かず
シリーズ名: 2008 オートバックス SUPER GT(S-GT)
大会名: 第6戦・第37回インターナショナルPokka1000km
距離: 5.807km×173周
予選: 8月23日 雨 ・観衆:1万7000人(主催者発表)
決勝: 8月24日 曇り時々晴れ・観衆:3万7000人( 同 )
まだまだ猛暑日の続く8月23〜24日、三重県にある鈴鹿サーキットでは、SUPER GTシリーズ第6戦となる第37回インターナショナルPokka1000kmが開催された。金曜日の練習走行では、午前に1時間半、午後に1時間半の2セッションに加えて、この1000kmでは恒例となった1時間のナイトセッションが設けられており、充分な走り込みで、大きくセットアップが進められることになった。金曜日のセッションでは午前中にロイックがマークした1分55秒470が、全セッションを通じてのトップタイムとなり、週末に向けて順調な滑り出しを見せた。
ところが、一夜明けて迎えた土曜日は、早朝から雨が降り続く空模様となり、午前9時50分から行われた1回目の公式予選からウェットセッションとなってしまった。実は前回の菅生ラウンドでも、金曜日の練習走行ではウェットセッションがあり、そこでレインタイヤの高いパフォーマンスを確認できていたのだが、そのレインタイヤを持ち込んだ今回は、何故かタイムが伸び悩んでしまった。予選開始早々にロイックは、通常のレインタイヤでピットアウトしていったが、コースコンディションは良くなってきており、レインタイヤよりも溝の浅いインターミディエートの方がベターとピットに無線で報告してきた。
このロイックの提案に応える格好で、ピットではインターミディエートを用意。しかしコンビを組む平中が予選通過基準タイムをクリアする必要もあったから、まずはレインタイヤを装着したままでロイックから平中に交替してピットアウト。平中が基準タイムをクリアしてピットに戻ってくると、再度ロイックに交替すると同時にインターミディエートタイヤに履き替える作戦を取った。ロイックの読み通り、コースコンディションは着実に良くなっていったが、肝心のインターミディエートでの走行が、思ったようにタイムアップしない。グリップを引き出せないのだ。結局、最後にロイックは2分10秒241のベストタイムをマークしたが、ポジション的には12番手。前回に続いてスーパーラップ進出を逃してしまった。ちなみに、午後は雨が酷くなってセッションはキャンセル。午前中に行われた1回のセッションで、総てのグリッドが決定することになった。
決勝レースが行われた日曜日は曇り空で明けた。青空は見えず、何時降り出すかと心配になってくる空模様だったが、結局レース中盤にパラッとしただけで、ずっと雨が落ちることもなく、決勝レースはスタートからチェッカーまで、完全なドライコンディションで推移することになった。予選12番手だったが、ピットスタートするマシンが3台あり、事実上9番手スタートでレースが始まった。スタートを担当したロイックは、オープニングラップをポジションキープのまま終えると、その後もコンスタントなペースで周回。最初のスティントを、少し長く引っ張ったこともあって、34周終了時点で4番手までポジションアップして最初のルーティンピットとなった。代わった平中は9番手でピットアウトしていくと、ポジションをキープしたまま粘り強く周回を重ねていった。
だが、53周目のシケインで、思わぬハプニングが起こってしまう。一度後方に後退したものの、ハイペースで追い上げてきていた500マシンが、コーナリング中の平中選手に右後方から追突してしまったのだ。これでスピン。結果的にインフィールドに押し出された平中選手は何とかピットに戻ってきた。ピットではスピンアウトした状態のマシンを目視し、大きなトラブルやダメージのないことを確認しており、無線でピットインせずにそのままストレートを通過するよう伝えたが、これが平中選手には伝わっていなかったのだ。当然ピットでは、ピットインに対する用意は何もなされていなく、このタイムロスも大きく響くことになった。結局このハプニングで失った2周分は、最後の最後まで取り戻すことはできず、事実上、53周目のシケインで我がチームの1000kmレースは終わってしまった。それでも、レースに復帰したEPSON NSXは、最後の最後まで着実なペースで走行。ライトオンで見事チェッカーを受けることになった。
■平中 克幸(ドライバー)コメント フラストレーションの溜まるレースでした。他車と接触したシケインは、別にインを閉めたわけじゃなくて、コーナリングの最中にインにねじ込まれたというか、ぶつかってこられました。ロイックさんも頑張ってくれて、僕も何とかポイント圏内で踏み止まっていただけに、とても残念です。
次回は金曜日から、もっと速いマシンに仕上げていって、優勝を狙っていきたいですね。今はそう気持ちを切り替えるだけです。
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